解決事例紹介~刑事事件(暴行・不起訴)~
概要
Aさんは、タクシーの運転手と料金をめぐってトラブルになり、胸倉を掴む等の暴行を加えてしまったとして、逮捕され、その後弁護を依頼されました。
Aさんとしては、料金トラブルが自身の勘違いが原因だったことを反省し、謝罪と示談を希望していました。
弁護活動と結果
・謝罪文の作成、提出
・示談成立
・不起訴処分の獲得
弁護士のコメント
被害者の方は当初は被害感情を強く訴えており、示談の成立は厳しい状況でした。
しかし、謝罪文を示しながら、ことの経緯や今後の再発防止を強く説得し、相応の示談金を支払うことで示談を成立させることができました。
胸倉を掴む行為は、たとえ被害者がけがをしていなくても、暴行罪が成立してしまいます。近年、某音楽グループのメンバーがタクシー運転手に対し、暴行や脅迫を加えた疑いがあるとして報道されましたが、こうしたニュースなどから社会的な関心も高まっており、厳重に処罰される傾向にあります。
暴行事件においては、早急に示談を成立させることが必要ですが、単に示談金を提示すればよいというものではなく、なぜ本件が起こってしまったのか、今後起こらないようにするためにはどうしたらよいのかなどを併せて説明することがとても大切です。
本件では、事件発生直後にご依頼をいただいたので、被害者の方の処罰感情が加速する前に示談をすることができたことができたと思っています。
刑事事件は特にスピード感が大切です。事が大きくなる前に、まずは弁護士に相談をして、適切な指示を仰ぎましょう。


