解決事例紹介~交通事故~
事案の概要
Aさん(依頼者)は、自動車を運転中、信号待ちで停止していたところ、後方から相手方車両に追突される事故に遭いました。
事故当時、車内にはAさんの小学生のお子さん1名が同乗していました。本件事故により、Aさんおよびお子さんはいずれもむち打ち(頚椎捻挫)の怪我を負い、通院を余儀なくされました。
特に同乗していたお子さんについては、年齢的な配慮も必要な状況でした。
なお、本件は弁護士特約が付されていたことから、Aさんに弁護士費用にかかる金銭的は負担は発生しませんでした。
解決内容
相手方保険会社との交渉の結果、
通院慰謝料、休業損害、通院付き添い費、物損を含む損害賠償として、合計約240万円(過失割合0)の内容で示談成立
弁護士のコメント
本件では、事故当時に小学生のお子さんが同乗していた点が大きなポイントとなりました。
交通事故において、未成年者、特に成長過程にある子どもの怪我については、症状の訴え方や通院状況の評価が適切に行われないおそれがあります。
当事務所では、Aさんおよびお子さんそれぞれの通院状況や症状経過を丁寧に整理し、
年齢や事故態様を踏まえた適正な慰謝料額となるよう、保険会社と粘り強く交渉を行いました。
交通事故では、同乗者がいる場合や、被害者が未成年者である場合など、事案ごとに注意すべき点が異なります。
また、弁護士による交渉による基準と保険会社の基準、あるいは自賠責基準とでは最終的に請求できる額に大きな開きが生まれます。
ご加入の任意保険に"弁護士特約"が付されている場合には、積極的に弁護士への委任をされることをおすすめします。
事故後の対応や保険会社との交渉に不安を感じられた際は、早期に弁護士へご相談ください。

